北本 博康
連合自治会会長

(高地区会長)
(中町自治会長)

 先日、富田地区連合自治会総会において、第○代かな?会長に選出されました北本博康と申します。よろしくお願い申し上げます。
 私が連合自治会の副会長になった時期はコロナ禍が始まったころで、行事は軒並み中止、そのあとを引き継がれた前任の岡山会長はそのコロナ禍で中止になった行事や取組を復活することに大変ご尽力されました。たった数年のブランクでしたが、これを乗り越えるために相当な努力をされていたのをよく覚えています。本当にお疲れ様でした。

 そのあとを引き継ぐ私は何をすればいいんだろうか、昨年度はずっとそのことを考えていました。
人口減少が叫ばれて久しいですが、そのなかで富田地区は世帯も住民の数もここ数年増えてきています。街に目をやればその理由ははっきりとします。駅前には大きなマンションが立ち並び、田んぼや畑だったところに新たに宅地や集合住宅ができました。

  その意味で富田地区は人々から選ばれる地域になった、改めて富田地区の魅力、そのポテンシャルに多くの人が気づき始めたということなんだと思います。そう思うとなんだか誇らしい気になってきますね。これからも多くの人から選ばれ続ける街になるよう、微力ながら努力していきたいと思っています。

 ただ、新しい住民が増えるということは、それだけ新たな課題も増えるという側面もあります。人は確かに増えました、でも「つながり」という面ではまだ道半ばだと感じています。『「街」は人がいるだけでは成り立たない、「人と人」がつながって初めて「街」と呼べるんだ!』とドラマか映画のワンシーンで聴いたことがあります。まさにそのとおりで、人が集まっているだけの場所に自治会が人と人がつながる機会をつくる、それによってその場所を「街」に変えていく、このことが自治会の最も重要な役割であり、存在意義なんだと思います。
 よく自治会のメリットは?と問われることがあります。これは保険みたいなもので、何もないときにはそのメリットに気づきにくいものです。何か困りごとが生じたときに、そのつながりをもって解決できる確率がぐっと上がる、それによって自分の生活環境に安全・安心をもたらすことができる、これが自治会の唯一無二のメリットなんだろうと思います。なかなか意識しづらいですけどね。
 未だに昭和のテイストを色濃く残す自治会の運営方法は平成、令和になってもあまり変わってきませんでした。自治会に関心がないわけではないが、参加するには制約が多く、ハードルが高すぎるというのが敬遠される大きな理由だと実感しています。今の時代にあった令和スタイルを模索し、このハードルをいかに下げていくかということが、今の自治会に求められていることだと信じて、新たな取組にチャレンジしていきたいと考えています。

次の会長さんにバトンタッチするときに、ずいぶんと自治会も変わったなと思ってもらえるよう精一杯務めさせていただきます。
 地区にお住まいの皆様方には、今後とも連合自治会はじめ各町における自治会活動になにとぞご理解とご支援・ご協力賜りますようお願い申し上げ、私のあいさつとさせていただきます。


 加藤 正彦
連合自治会副会長

(浜地区会長)
(寺町自治会長)

 今年度も副会長を務めさせていただきます。東富田地区連合自治会の加藤正彦です。

 東富田といえば「鳥出神社の鯨船行事」です。平成29年にユネスコ無形文化遺産に登録され、豪華な鯨船山車と古式捕鯨を模した勇壮ねりが魅力で、いまや全国にも鯨船が広がっております。

ところが、今年この行事の開催日を8月14・15日から9月27・28日に変更すこととなりました。
理由は地球の温暖化です。鯨船行事が行われる8月14・15日は、日中には35℃を超える猛暑日が多く、炎天下で演技をする「はたし」「ろこぎ」の子ども達や人手不足で参加を余儀なくされた高齢者皆さんにとっては、体へ負担も大きく命にもかかわる重篤な熱中症が懸念され、見物の皆さんにも同様のことが心配されます。

全国的にも夏祭りやスポーツ大会、学校行事などの開催時期を見直すところが、多くなっており、少しでも安心・安全な祭礼行事にしたいがために、江戸時代から続く伝統行事を秋に変更した次第です。

少子高齢化のすすむ地域コミュニティの中で、良き伝統や文化を守りながら、次世代へ持続可能なまちづくりをしていかなければなりません。それには皆様のご理解とご協力がとても大事です。

微力ながら、新会長を支えていきたいと思いますので、どうか宜しくお願いいたします。

最後に「鯨船、道中伊勢音頭」の一節です。

富田よいとこ前には海よ
後ろは鈴鹿の山々で
春は菜種の花が咲き
秋は黄金の穂が垂れる
ちょいと浜辺を見るなれば
魚を積んだるアグリ船
大漁旗をばなびかせて
富田の港を出入りする
浜は喜び賑やかに
大漁祝いで賑やかに

 
田中 和貴
連合自治会副会長

(茂福地区会長)
(富田浜町南部自治会長)

 富田浜町南部自治会長の田中和貴(かずたか)です。

この度、富田地区連合自治会・茂福地区の代表に選ばれると同時に富田地区連合自治会の副会長に選任されましたので、一言ご挨拶申し上げます。

 私は富田浜町南部自治会長として今年度で9年目に入ります。定年延長や少子高齢化の波に揉まれて当初3年任期で引き受けたつもりが、実際には8年の月日が流れてしまいました。

 更に富田地区連合自治会・茂福地区でも代表者選出に色々と紆余曲折があり、最終的には僭越ながら私がお引き受けすることとなりました。

 この富田地区は沢山の行事がある事で有名ですが、自治会の皆様をはじめとして、地域の皆様方のご理解とご協力を仰ぎながら微力ながら尽力させて頂く所存です。

 どうか宜しくお願いいたします。